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膀胱がんの主な原因は4つ|カフェインが悪影響、男性に多いって本当?

男性の発症数が多いがんに、膀胱がんがあります。どんな症状があり、何が原因なのか知りたい方もいるのではないでしょうか。

本記事では膀胱(ぼうこう)がんとはどんな病気なのか、症状を解説しつつ、原因や対策方法を紹介します。また、カフェインと膀胱がんの関係についても紹介するので、参考にしてみてください。

膀胱がんとは?よくある症状

膀胱の表面は、尿路上皮(移行上皮)と呼ばれる伸縮性に優れた上皮で覆われています。多くの場合、膀胱がんは尿路上皮ががん化することで引き起こされます。

膀胱がんの主な症状には、血尿や排尿時の痛み、頻尿、残尿感などがあります。膀胱炎と似た症状であるものの、膀胱がんの場合は抗生剤を服用してもなかなか治りません。

がんが進行すると、腰や背中、わき腹の痛み、足のむくみなどが起こることがあり、リンパ節や肝臓、肺、骨へ転移する可能性もあります。

女性よりも男性の発症率が3倍ほど多いのも特徴です。

膀胱がんで考えられる原因4つ

膀胱がんで考えられる4つの原因を解説します。

喫煙

喫煙者は非喫煙者の2~4倍膀胱がんになりやすいといわれています。男性の50%以上、女性の約30%の膀胱がんは喫煙によって発生するという試算もあります。

喫煙は膀胱がんの大きな原因と考えられるため、発症リスクを下げるには禁煙に取り組むことが重要といえるでしょう。

化学物質・染料

アニリン色素やナフチラミン、ベンチジンなどの化学物質や染料への慢性的な接触も膀胱がんの発症リスクを高めるといわれています。これらの物質は、皮革、織物、ゴム、色素工場などで使用されるものです。

そのため、膀胱がん発症リスクを高める化学物質や染料を扱う職業の人は、ほかの人と比べて膀胱がんになりやすいといわれています。

遺伝

多くの場合、がんは遺伝子が後天的な異常をきたすことで発症し、基本的には遺伝することはありません。しかし、一部のがんは遺伝する可能性があるといわれており、膀胱がんも同様に、遺伝によって引き起こされることがあります。

親族の中に遺伝しやすいがんを発症した方がいる場合は、若いときから定期検診を受けて早期発見に努めることをおすすめします。

感染症や病気による刺激

住血吸虫症と呼ばれる寄生虫感染症を発症し、それが慢性化して膀胱が刺激を受け続けると膀胱がんのリスクを高めることがわかっています。

住血吸虫症は、住血吸虫によって汚染された淡水の水場を泳いだり、水浴びしたりすることで感染します。アフリカ、南米、アジアの熱帯、亜熱帯地方では2億人以上の人が感染しており、珍しい病気ではありません。

また、ごくわずかではあるものの、膀胱結石による慢性的な刺激が膀胱がんにつながることもあります。

その他

ワラビやゼンマイといった山菜も膀胱がんのリスク因子とされています。ほかには、 膠原(こうげん)病の治療や抗がん剤として使用されているシクロフォスファミド、販売禁止となった鎮痛剤フェナセチンなども膀胱がんのリスクを高めるといわれています。

カフェインは膀胱がんの原因になる?

非喫煙者の場合、カフェインの摂取は膀胱がんのリスクが上がるとされています。

非喫煙者に限定されるのは、タバコに含まれるニコチンがカフェインを分解する酵素を活性化するからです。その結果、同じ量のコーヒーを飲んだ場合、喫煙者よりも非喫煙者の方が体内のカフェイン濃度が高くなる傾向にあります。

とはいえ、カフェインの摂取と膀胱がんの発症リスクについての因果関係は明らかになっていません。

膀胱がんの発症に最も影響するのはタバコです。予防するには禁煙が重要であると覚えておきましょう。

まとめ

膀胱がんの主な原因について紹介しました。喫煙、発症リスクを高める化学物質や染料への慢性的な接触、遺伝、感染症や病気による刺激などが原因として挙げられます。

とはいえ、膀胱がん発症の大きな原因は喫煙とされているので、予防には禁煙することが重要といえるでしょう。

 

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