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乳がんのしこりの感触とは?特徴やしこりができる他の病気について

乳房にしこりができると「がんになっている可能性があるかもしれない」と考える人も多いのではないでしょうか。とはいえ、しこりができていたとしても、必ずしも乳がんであるとは限りません。

この記事では、乳がんの特徴であるしこりについて、良性のしこりとの違いや、しこりを発見したときの対処法などを解説します。

乳がんのしこりの感触や特徴について

乳がんになると、乳房に「しこり」が生じます。実際に乳がんを罹患している人の中で、しこりを自分で発見した人も多く見られます。

ここでは、乳がん特有のしこりの特徴を知って、セルフチェックに活かしましょう。

しこりの感触

良性のしこりは比較的弾力があり、ころころと動く傾向があります。一方で乳がんのしこりは、良性のものに比べて硬く、石のような感触のものや表面がデコボコしているものも見られます。

また、がんが周囲の組織に癒着するため、しこりがあまり動かないのも特徴です。

しこりができる場所

乳腺があるところであれば、どこにでも発生しますが、多くは体の表面に近い場所にできるといわれています。

乳がんがもっともできやすいのは、乳頭を中心として上部の外側で、全体の半数を占めています。次いで上部の内側、下部の外側、下部の内側と続きます。

出典:「乳がんの基礎知識」(日本対がん協会)

セルフチェックするときは、乳がんができやすい場所だけでなく乳房全体を確認しましょう。

しこりの痛み

乳がんのしこりそのものが痛みを生じることはなく、多くの乳がんは痛みを伴わずに進行します。ただし、しこりによって乳腺が圧迫されていたり、がんが神経に触れていたりすると、痛みを感じることがあります。

乳がんと間違いやすい!しこりができる他の病気とは

乳房にしこりがあっても、必ずしも乳がんであるとは限りません。良性の病気でも、しこりができることは多々あります。ここでは、乳がんと間違えやすい病気について解説します。

乳腺線維腺腫

10~20代の若年層によく見られる、正常な細胞が異常に増殖してしこりを生じたものです。2~3㎝程度の大きさになると増殖が止まり、年齢とともに自然に消失することもよくあります。

特に治療は必要ありませんが、しこりが3cmを超えるものや、40歳以上の場合は、精密検査や切除をすることもあります。

乳腺症

乳がん検診での精密検査や、セルフチェックでしこりに気がついた方の多くが、この乳腺症と診断されます。乳腺症は女性ホルモンのアンバランスによって発症し、しこりができたり、乳頭からの分泌物が見られたりします。

また、生理前に症状が強くなり、生理後に治まるのが特徴です。治療の必要はありませんが、痛みをともなう場合は病院で鎮痛薬を処方してもらいましょう。

乳腺炎

乳頭から細菌が侵入する、出産後、乳腺内に母乳が溜まることによって起きる乳腺の炎症です。乳房が腫れて赤くなり、痛みや発熱をともないます。

治療として、抗菌薬の投与、乳腺に溜まった膿の排出、母乳が出やすくなるマッサージを行います。

しこりを発見したらどうしたら良い?

日頃からのセルフチェックは、乳がんの早期発見のために非常に重要です。乳房にしこりを発見した場合、自己判断は禁物です。

しこりの感触だけで、乳がんかどうかを判断することは難しく、マンモグラフィーや病理検査などを用いた精密検査が必要です。

そのため、必ず病院を受診し検査、診察を受けるようにしてください。

まとめ

乳がんは女性にもっともよく見られるがんであり、誰しもが罹患し得る病気です。乳がんのしこりは、硬くてしこりが動かないという特徴があります。

乳房のしこりの大半は良性疾患といわれているものの、自己判断は避けて、しこりを発見したら迷わずに病院を受診しましょう。

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