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良性腫瘍が大きくなるスピードは?悪性腫瘍との違いも解説

腫瘍とは、体内で生成された細胞の塊のことです。腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があり、がんに発展するケースも珍しくありません。それでは、どのような違いがあるのでしょうか。腫瘍が大きくなるスピードも含め、腫瘍について解説していきます。

がんとは

がんは、日本では三大疾病のひとつとして知られています。一生のうちにがんに罹患する人は、日本人では2人に1人です。

がんとは、何らかの原因で遺伝子が傷つくことによって、細胞に異常が生じて増殖し続けたり転移したりする病気のことです。

正常な状態では異常な細胞は排除されますが、遺伝子が傷ついた細胞の一部は、体の命令に従わず増殖し続けていきます。

このように、増殖する異常な細胞のことをがん細胞といいます。がん細胞は増殖するだけでなく、周りに浸潤(しんじゅん)すること(広がっていくこと)でさらに細胞が大きくなるのが特徴です。

がん細胞は周囲の正常な細胞にも悪影響を及ぼし、体が必要としている栄養を奪ってしまう性質をもつことから、がんが広がると体は衰弱していきます。

出典:「最新がん統計」(がん情報サービス)

良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは?大きくなるスピードの違い

腫瘍は、良性腫瘍と悪性腫瘍に分類され、がんといわれるのは悪性腫瘍です。ここでは、良性腫瘍と悪性腫瘍の違いについて見ていきましょう。

良性腫瘍

良性腫瘍は、体内にできる細胞の塊のうち、正常な範囲で増殖したり増殖をやめたりするものです。何らかの原因で異常な細胞が発生し、増殖することで塊となります。

細胞の種類などにもよりますが大きさは1cm以下です。腫瘍が大きくなるスピードは遅く、10~15年ほどかけて塊となります。

良性の腫瘍は周りに浸潤したりせずに、ほかの組織を避けて増殖することから、体にはほとんど影響がないとされています。手術で取り除けば、再発や転移は起こりません。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、体にできる腫瘍のうち、体の命令に従わずに増殖し続け、体の各所に悪性の細胞を転移させるものです。

悪性腫瘍の増殖のスピードは日を追うごとに早くなるため、早めに取り除かないと転移が進み、神経や臓器に深刻な影響を及ぼすことがあります。また転移すると完全にがんをなくすことは困難です。

がんの成長速度は、1cmになるまでは10~15年ほどの長い時間がかかりますが、1cmから2cmに成長するのはわずか1~2年とされます。

大きくなると成長速度は一気に上がるため、検診を受けることが重要です。小さいがん細胞は見つかりにくいため、定期的な検診を受けないと早期発見が難しくなります。

がんは早期発見が重要

がんは、早期に発見できれば適切な治療により死亡リスクを軽減できます。一方、進行すると次々に体に転移してしまうことから、発見が遅れると施せる治療も減ってしまいます。

がんの早期治療の可能性を逃さないためには、年に1回は検診を受けてがんの予兆を調べることが大切です。

国が推奨しているがん検診は、胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの検診です。肺がん検診・乳がん検診・大腸がん検診の対象は40歳から、胃がん検診は50歳から、子宮頸がん検診は20歳からで、ほとんど公費負担で受けられます。

自己負担は一部で済みますので、不安がある場合は積極的に検診を受けましょう。

まとめ

がんは、三大疾病にも数えられる日本人に多く見られる病気です。細胞が異常に増殖することによって起こりますが、細胞の増殖は良性のものと悪性のものとがあります。

悪性腫瘍に分類される、ほかの細胞にも悪影響を及ぼすものが、がんです。がんは年齢とともにリスクが高まりますので、定期的に検診を受けるようにしましょう。がんの診断を受けたときのために治療費などの備えをしておくことも大切です。

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