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【1型・2型】糖尿病の初期症状とは?症状をチェックして早期発見しよう

血液検査や献血などで血糖値が高いと、「糖尿病のリスクがあるのではないか」と不安になってしまいます。実際、糖尿病になるとどのような症状が見られるのでしょうか。

今回は、糖尿病の初期症状や種類別の症状について解説いたします。

糖尿病は初期症状が現れにくい

糖尿病は初期症状がほとんどない病気です。ただし、早い段階で治療を受けるためには、早期発見が重要です。

血糖値が高いなどのリスクがある方は、定期的に検診を受けて、糖尿病の疑いがないかチェックしてもらいましょう。

なお、次のような症状があるときはすでに糖尿病を発症しているおそれがあります。普段から血糖値を指摘されることが多い方は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

【糖尿病の可能性がある症状】
・体が疲れやすくなった
・のどが渇く
・尿の回数が増加した
・空腹感がおさまらない
・体重が急激に減少した
・目がかすむ
・足がしびれる
・足がつりやすい
など

【種類別】糖尿病の症状をチェック

糖尿病にはいくつかの種類がありますが、大きく分けると「1型糖尿病」「2型糖尿病」、「その他の疾患などによるもの」「妊娠糖尿病」の4つです。

ここでは、1型糖尿病と2型糖尿病の原因や症状について解説します。

1型糖尿病

1型糖尿病は、すい臓で作られるインスリンが、ほとんど作れなくなる、あるいはまったく作れなくなるタイプの糖尿病です。インスリンを作るのに必要な肝臓のβ細胞が何らかの理由で破壊されることで起こる病気で、突然発症することがほとんどです。

糖尿病患者の中でも割合としては少ないタイプです。原因は明らかになっていないものの、体質などが関係しているのではないかと考えられています。

1型糖尿病でよく見られるのは次のような症状です。

・いつもよりのどが渇く、水分を飲む量が増える
・トイレが近くなる、尿が多くなる
・倦怠感や疲労感がある
・急激に体重が落ちる
・手足のしびれがある
・手足が乾燥する
・傷の治りが遅い
・性機能障害(ED)
など

出典:「糖尿病」(国立研究開発法人 国立循環器病研究センター)

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリンが作られるものの、作られる量が十分でなかったり、インスリンが作用しなかったりする糖尿病です。糖尿病患者の多くが2型糖尿病に該当します。

2型糖尿病のリスクを高める要因はさまざまです。過食や運動不足、肥満などの生活習慣のほか、ストレスや加齢、遺伝なども要因とされています。

また、1型糖尿病のように急に症状が現れるわけでなく、2型糖尿病は自覚症状がないうちにゆっくりと進行していくことが多いです。 2型糖尿病も、高血糖状態が続くと、1型糖尿病と同じ口渇(こうかつ)、多飲、頻尿、倦怠感、体重減少などの症状が現れる ことがあります。

糖尿病の合併症による症状

糖尿病に気づかず症状が進むと、血管の壁が傷つき、さまざまな合併症が生じることがあります。糖尿病の合併症は全身に及ぶことが特徴です。

糖尿病の合併症で代表的なのは、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、糖尿病腎症(じんしょう)、動脈硬化、歯周病などです。

糖尿病網膜症 高い血糖値が続くことで網膜が損傷し、
視力の低下、失明に発展することもあります。
糖尿病神経障害 手足の痛みやしびれ、感覚の鈍さのほか、
発汗障害や便秘などとして現れることがあります。
比較的早い段階で起こりやすい合併症です。
糖尿病腎症 腎臓の機能が低下する合併症で、
むくみや貧血、全身のだるさなどとして症状が現れます。
進行が進むと腎不全になる可能性もある合併症です。
動脈硬化 高血糖により、血管の弾力性が失われ硬くなっていく症状です。
動脈硬化が進行すると、
脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高まります。
歯周病 高血糖により血管がもろくなり、
歯周病を発症することもあります。

まとめ

糖尿病の症状について、初期症状、種類別の症状、糖尿病の合併症に分けてご紹介しました。

特に、進行がゆるやかな2型糖尿病は症状を感じにくく、初期症状が現れないことも多いです。早期発見や合併症予防のためにも、医療機関で定期的な検査を受けましょう。

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