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女性はがん保険に入った方が良い?賢いがん保険の選び方とは
食べ物を飲み込む際に違和感を覚えたことはないでしょうか。「もしかして食道がん…?」と不安に思う人もいるかもしれません。そもそも食道がんとはどのような病気で、どのような初期症状をともなうものなのでしょうか。食道がんの初期症状や原因、なりやすい人の特徴を解説いたします。
のどと胃をつなぐ管のような臓器を食道といいます。食道の壁の内側は粘膜で覆われており、その外側を粘膜下層、固有筋層、さらに外膜が覆う構造です。
食道がんとは、食道の内側にある粘膜表面から発生するがんをいいます。食道内のどこにでも発生する可能性があるがんです。半分近くは食道の中央周辺からできるとされており、複数の食道がんが同時に発生することもあります。
なお、食道がんは進行すると外側へと広がりやすいです。食道の壁を超えて周辺の臓器に広がったり、食道の血管やリンパ管に浸潤してほかの器官に転移したりすることもあります。
食道がんは初期症状がないことが多いです。進行するにつれて症状があらわれてきます。食道がんの代表的な症状として挙げられるのが次のような症状です。
・食べ物を飲み込むときの違和感
・食べ物が詰まる感じ
・胸や背中を締め付ける痛み
・のどの痛み
・息苦しさ
・声のかすれ
・背中の痛み
・体重の減少
・食欲がない
など
中でも特徴的なのが、食べ物を飲み込むときの違和感です。一時的に症状が消失することもありますが、熱いものを飲んだときにしみたり、飲み込むときに胸の痛みを感じたりします。
さらに食道がんが大きくなると、食道がふさがって食べ物の詰まりを感じるケースもあります。
食道がんで見られる症状を感じたらがんが進行しているおそれがあるので、医療機関で早めに診断を受けた方が良いでしょう。
食道がんの原因として代表的なのが、アルコールや喫煙です。ほかにも、熱い食べものや飲みものをよく口にする人と食道がんの関係が指摘されています。逆流性食道炎のある人も食道がんのリスクが高いです。
はっきりとした因果関係は明らかにされていませんが、食道の粘膜が傷つけられ、修復が行われる際の細胞分裂が関係しているのではないかといわれています。
食道がんのリスクが高いとされているのは、次のような人です。
・喫煙習慣がある
・飲酒習慣がある
・飲酒すると顔が赤くなりやすい
・頭頚部のがんを過去に発症している
・バレット食道と診断された(バレット食道とは、逆流性食道炎などで傷ついた食道下部の粘膜が、胃から連続して円柱上皮に置き換えられた状態のこと。)
・腐食性食道炎と診断された(腐食性食道炎とは、アルカリ・酸などの薬剤や、高濃度のアルコールなど、腐食性物質を摂取して食道に炎症が起きた状態のこと。)
・食道アカラシアと診断された(食道アカラシアとは、食道の神経の異常により、胃食道接合部の弛緩がうまくいかない状態のこと。)
・50歳以上の男性
飲酒習慣がある人の中でも、特に食道がんのリスクが高いとされているのは、アセトアルデヒドを分解する酵素の活性がもともと弱い人です。
アルコールを摂取するとアセトアルデヒドが発生しますが、分解力が弱いと長時間アセトアルデヒドが体内に残ることになります。アセトアルデヒドの分解力が弱い人は、お酒を飲むと顔が赤くなりやすいです。
食道がんになりやすい人の特徴を知って、できるだけ食道がんのリスクを高めないように心がけましょう。
食道がんの可能性がある場合は、胃カメラ検査やバリウム検査を行うことで食道がんの早期発見につながることがあります。特に、組織を検査中に採取できる胃カメラは、バリウム検査よりも初期の食道がん発見に有効です。
食道がんは初期症状がほとんどないがんです。進行すると症状としてあらわれやすくなり、食べ物を飲み込むときの違和感や食べ物の詰まり、声のかすれ、のどの痛みなどを感じることがあります。
違和感があるときは、早めに医療機関を受診して早期発見できるようにしましょう。また、食道がんが発見されたときの治療に備えておくことも大切です。
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