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女性はがん保険に入った方が良い?賢いがん保険の選び方とは
がんの代表的な治療法のひとつに、放射線治療があります。放射線治療は、X線や電子線、α線などの人工的な放射線を腫瘍に照射することで、がん細胞を損傷させる治療法です。
放射線治療は細心の注意を払って行われますが、治療により副作用が発生することがあります。今回は放射線治療でどのような副作用が起こる可能性があるのか見ていきましょう。
放射線治療の副作用にはどのようなものがあるのか、代表的な副作用を4つ取り上げます。
放射線治療の副作用は治療した部位に現れることが多いですが、全身の副作用として倦怠感が現れることがあります。特に、広範囲の治療を行うときに全身の倦怠感は起こりやすいです。
倦怠感やだるさは放射線による直接的な影響もありますが、治療による精神的な疲労も影響していることがあります。ほとんどのケースでは治療後に改善しますので、無理をせずに休息をとるようにしましょう。
また、放射線が食道や胃腸などにあたることによって、食欲不振の症状が現れることもあります。
骨盤や椎体(ついこつ)などの骨髄の多い場所への照射によって、骨髄の機能に影響が生じることがあります。
骨髄は、赤血球や白血球、血小板などの血液成分がつくられる場所です。放射線の照射により骨髄の機能が弱まると、血液成分の減少が起こり、細菌に感染しやすくなったり、貧血を起こしやすくなったりすることがあります。
頭部や頸部などへの放射線治療の副作用により、のどが痛くなったり、食事をするときに沁みたりすることがあります。これは、口内や食道などの粘膜に炎症が生じるためです。
ほかにも唾液の分泌が抑制されて口が乾きやすくなったり、虫歯が起きやすくなったりすることもあります。口の渇きをはじめとした症状は、治療後数ヶ月経過してから起こることもありますので刺激物などに注意しましょう。
放射線治療では、照射した部位の皮膚にかゆみや乾燥、熱感、ヒリヒリ感、表皮剥離などの症状が見られることがあります。これは、放射線によって皮膚に炎症が生じるためです。
なお、毛穴が炎症を起こして脱毛が起きることもあります。頭部に放射線を照射した場合は、頭髪が一時的に抜けてしまうこともあります。とはいえ、脱毛が起きても治療後に再び生えてくることが多いです。
放射線治療の副作用は、発生する時期によって、急性期と晩期に分類されます。
急性期は、治療中や治療直後など早期に見られる副作用です。先述した倦怠感や食欲不振などがあげられます。
晩期は治療が終わってある程度の期間経過した後に見られる副作用です。まれなケースとして重篤な副作用が起こることがあります。特に、今後妊娠や出産を行う可能性のある方はよく理解をしておかなければなりません。
放射線治療は、生殖器への照射や照射する線量で、男女ともに妊娠や出産に影響が及ぶ可能性があります。将来的に妊娠や出産の希望がある場合は、医師に相談しましょう。
なお、骨盤付近の放射線の照射は、晩期だけでなく急性期でも、生殖器の機能低下を起こしたり、不妊の原因になったりすることがあります。
放射線治療では副作用がほとんどないケースもあります。しかし、今回紹介したように、倦怠感や食欲不振などの副作用による症状を感じることもあります。
日常生活に支障をきたさない範囲であれば良いですが、治療期間や治療範囲によっては治療中に仕事や家事をするのが難しいなどのケースも出てくるおそれもあります。治療前に副作用を考慮し対策をしておくことも大切ですね。
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